Puerto de Palos
こないだはPuerto de Palosに行ってきた。
・ぐるなび - Puerto de Palos
・PUERTO DE PALOS プエルト デ パロス/ホットペッパー.jp
・スペイン料理 / プエルト・デ・パロス - livedoor 東京グルメ
私たちのテーブルを担当してくれたcamarero(ウェイター君)が、私の一言一言に対し、「はい。何でしょう? セニョリータ」「~~ですね。セニョリータ」「かしこまりました。セニョリータ」といった具合に律儀に「señorita」をつけてくれた。
そのときC先輩を見遣ると、ものすごく何かを言いたげな顔をしている。そして、「セニョリータ、セニョリータって……ど・こ・ま・で・を言ってんだよ?」と呟いてた。
そして、本館Cabinaでは書かなかったことをこちらではちょっとつけたし。
「夜こうやって食事して帰る日なんて、うちの村じゃもうけーーーーっこう暗いですよ」という話になった。「昔話の‘おいてけ堀’なんていうのは、当時の人々の暗闇における根源的な恐怖心が引き起こしたパニック状態みたいなもので、ちょっとした物音だとか遠くから風に乗ってくる声みたいなものが不気味に感じられるがあまり作り出されたネタだったと思うわけですけど、うちの村の方じゃ、あれだよ、今でもそういう怪談がじゅうぶんに生じうる暗さだよ」と私は一息に説明した。
そのおいてけぼりみたいなゾーンは、ご近所のおじさんも「とてもじゃないが恐くて歩けない」って言ってた。笑いがこみ上げてくるような闇なんだよ。ご近所の25歳くらいの息子さんも、「あそこ、俺、ムリっす」って言ってた。手で×作ってました。
そんなわけだから、日のあるうちはそのおいてけぼりエリアの近くを歩いて帰ることもあるけど、日が暮れてからだったら電車でもう一つ先の駅まで行って、そこから帰るのです。そっちからだったら、うちの集落までわりと住宅街が続いてるので。
ちなみに、そうやって比較的ひらけたほうの駅から帰る道で写真を撮ってみたので報告します。
駅からこの辺を抜けて我が家まで22分ほど全速力で歩くのですが、11時台ともなるとその間、人を一人も見かけません。(※私は歩きたいから歩いてるけど、普通の人は車か自転車でサーーッと帰っちゃうから)
うちの村じゃ、夜9時以降なんて誰も歩いてない。(夏は少しは誰かいるかもだ)
そして、夜が明けるのを待って、おいてけぼりの方も撮ってきました。
ね。これじゃ、絶対夜は歩けないでしょ。この辺の子どもは、肝試しとかやるのに不自由しないと思う。
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コメント
おー予想以上
投稿: C先輩 | 2007/06/18 12:08
笑いがこみ上げてくるような闇…そんなとこで肝試しされても
一歩も動けなさそうです。
住宅街も暗いっす!
そして食べ物写真は美味しそうです。
撮り慣れていらっさる感じがします。
投稿: kaya | 2007/06/19 00:26
■Cさん
いや、picasaでUPする時に、「明るさ調整」っていう機能でもうちょっと明るくしてみようかなとも思ったのですが、まぁ、こんな感じだったよなということで、このレベルにしておきました。
シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく 変わらない夢を 流れに求めて
あ、いや。これは↑まったく意味無いです。今ちょうどBGMがそれだったので。加藤優のことを思い出しながら。
■kayaさん
なんていうかさ、2ch的に言うならば、「ちょwwwおまwww暗すぎ」みたいな暗さなの。
前出のご近所の息子さん(25歳)は、「東京から帰ってきてタクシーであそこを通り過ぎる時、『ここが俺の地元かぁ……』と思うと、ちょっと哀しいような気になってきますよね」と言っていましたが、そういう驚きの暗さ。
投稿: Reine | 2007/06/19 21:00