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2005/07/17

proofreader

my母、いろいろ書くのが好きなようで、昔っから文章サークルに入ったりしてます。同人誌とかさ。すごいたまってる。私は親の書いた文章なんて気恥ずかしくて、読んだことないですわ。my姉と母がおんなじ同人誌とかに書いてるのとか、信じられん。恥ずかしくないのか、互いに。

まぁ、そういったわけで、母は毎晩のようにあれこれチマチマ書いているのです(作文コンクールみたいのとか、同窓会の文集とかにも)。そのうちの一篇を今、ワードで打ってあげました。読みたくないけど、入力するから読んじゃうわけだな。

原稿用紙5枚なのに5箇所くらい指摘した。「‘誰それになになにしてアゲル’の‘アゲル’は‘上げる’って漢字を使わなくていいんじゃない?」とかいう類のものから、「ここのさぁ、『~の潮流は…なんたらかんたら…という流れだった』っておかしいでしょ」とか、一段落まるまるムダ、この段落を挟まなきゃいけない理由がわからない、などというデカいダメ出しまで。

直してくるようにと突き返したところです、今 (※ 井上ひさしの書いた原稿を無言でピリピリと2つに破いて捨てた菅原文太@仙台一高新聞部を、こう、イメージしながら突き返しました)。

この後、原稿用紙50枚分のエッセーも控えています。それを入力するかと思うと気絶しそうです。

こないだ、それをもう郵送しちゃうとか言ってるから、いったんとりあげて、近所のスーパーでコピーしてきました。そんなちょっとした時間でも原稿が目に入るじゃないですか。それでチラ見してみて思ったんだが、母の文章はうまいとは私は思わないんだよなぁ。なんつうか、オチが無いんだが、あれはあれでいいんだろうか。まぁ、スペイン旅行記だったから、オチなんか無くても仕方ないわけだが。「○月△日ドコソコに行ってナニナニを見た綺麗だった」的なことをいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい書いてあったように見えたが、恐ろしいのでよくは読まなかった。

あんなストレートな「なつやすみのえにっき」的な旅行記ではエッセーコンテストにはとてもとても通らないぜ?>母さん


エッセーコンテストっつうのは、言うなれば『いっぱいのかけそば』的な設定にしといた方がいいのよ、母さん。誰か―― なるべく近親者、まぁ、一親等が多いかな ――が亡くなったとか病苦と闘ってなきゃ勝てんのよ。ああいうコンテストで当選した人の身辺調査をしてみるがいい、不幸をでっち上げてる人多いと思うよ。だって、あなた、真実の哀しみをコンテスト応募用の文章にまとめますかって。

そんなわけだから、母さん、たとえばあなたの『スペイン旅行記』だったら、まず私を殺せ。留学先で死んだ娘の生きた道を辿ってみました、嗚呼、娘はこの海を見てこの夕陽を見てどうのこうのとかなんとか、そういう設定で書き直すといいぜ。(まぁ、この例もまたアレだが)

あんな直球の旅行記では太刀打ちできないんだ。作文コンクール界では不幸が圧倒的強者なのです。どーせ。
_______


悪文つながりで思い出した(←あぁあぁあぁ‘悪文’って言い切っちゃったよ)、先夜のCさんとのメールのやりとり。

Cさん:
昨日電話くれたね。出られなくてごめんね。

私:
あ、かかる前に切ったつもりだったんだ。鳴る前に切ったつもりだったんだ。すみません。

昨夜は中途半端な退社時刻になってしまって、帰ろか帰るまいか一人でまたどっかスペインレストランとかに行くか行くまいかといろいろ考えつつCさんに電話しようとしたんだけど、その直前に「いいや、やっぱり帰ろう」って決心したところで、そのとき職場前のampmで『チーズに出会った豆乳花 』を見かけちゃったところで、「家に帰るんだったらコレ買って帰って食べよう」って思って、「だったら帰ってから近所で買ってもいいんだよな」ってもちろん思ったから、店員さんに「これってampmのどこの店舗でも売ってます?」って聞いたら、「扱ってる店とそうでない店とあります」って言われちゃったから、「どうしてもコレが食べたい。じゃぁ、やっぱりここで買って帰ろう。だから急いで帰ろう」って決意して購入しちゃってビニール袋をぶら下げて駅に向かって急いで歩いてるところだったから、Cさんについつい習慣でダイヤルしちゃったものの、その瞬間に「あ、ダメじゃん、今夜は豆乳花を食べるんだから急いで帰らなきゃいけないんじゃん」ってことを思い出したので、呼び出し音が鳴る前に切ったつもりでいたのでしたけど、かかっちゃってたのかぁ、すみません。

……ゼェハァゼェハァ……。こういう作文書く子って小学校の頃とかいたけど、これはこれで書こうとするとすごく文才が要求されるな、ある意味


Cさん:
よっぱらって理解力が小学生並になっているのですげえわかりやすかった。逆に

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ん? なかなか直して持って来ないな。いじけてしまったのだろうか>母

投稿: Reine | 2005/07/17 14:52

母の文をmyマシンで入力してる時に、代表的なものを挙げれば、「kuwaeru」が真っ先に「咥える」と変換されたりし、そのたびになんだかちょっとヒヤヒヤする。

ヘタな誤変換はできねぇ。というか。

投稿: Reine | 2005/07/17 15:01

あぁ、なんだ、そうかそうですか、全部書き直して持って来ましたか。

だからさぁ、こうやって全部書き直されちゃったらさぁ、私は入力したものとこの手書き原稿newとをまた逐一見比べなきゃいけないでしょうが。変えるとこだけ変えてくれりゃぁ良かったんだわよ、赤で。その方が打ち込む人間としては楽なんだ。

と叱責したので、またしょげている模様。

投稿: Reine | 2005/07/17 15:26

母の文中、「アーチスト」となってるのは「アーティスト」と直しちゃっていいものだろうか。

それともあれか? 母は、「アーチスト」って書くことで、なんらかの効果を狙っているのだろうか、壊れかけのレィディオゥみたいな。(←これちょっと違うだろ)

投稿: Reine | 2005/07/17 15:51

ダメだ。「車の騒音には閉口した」とか書いてあると、「(←上)」とか「(←上のがね、上が)」などと書き足したくなる。

投稿: Reine | 2005/07/17 15:57

とりあえず、5枚の方は校了ではないでしょうか。これから50枚の旅行記にかかります。

あれをどうしてこないだわざわざコピーしたかというと、だって、あちこちに散らばってた旅行メモを50枚のエッセーに手書きで仕上げてですよ、そのまま郵送しちゃったら、後には完成品状態が残らないじゃないですか。コンクールに通らなかったら、その文章は葬り去られるんですよ?

そんなのヤじゃないのか、と。落選したらしたで、その時には私がblogを作ってUPしてあげるから、だからコピーして手元に残しとけ、と。

(※ 「blogにしてあげる」と言っても絶対にわかってもらえないので、「インターネットに載せてあげる」と言っときました)

自分の書いたものが無くなるのってヤじゃない?

mixiだって、まぁいくらなんでも私は申し込まないと思うが、有料サービス(月額315円)に惹かれる点があるとすれば、メッセージ(送信・受信)の無期限保存ですわ。(ふつうは、60日間only)

投稿: Reine | 2005/07/18 11:11

連休つぶしてひたすら母親の原稿を打ってます。もう腕が痺れたよ。だけどまだ半分しかいってない。

母さん、この文章、冗長です。これじゃぁ、コンクールは勝てない。もう、なんつか、「ちょーーーーー日記」じゃねぇかよ、これ、マジで。どこで感動すりゃいいんだよ。

投稿: Reine | 2005/07/18 15:22

「つまらん、お前の話はつまらん (by 秀治)」と、私はもう勝手にmy母の文章のところどころを変えちまっています。

いや、変えたところは青字で印刷しますよ。それで母に考えさせて、どうしても元通りにしてくれと言うんだったら戻しますがね。

投稿: Reine | 2005/07/18 18:01

Mr.Booシリーズを吹き替えるにあてり「だめだ。テンポがなっちゃいない。俺がなんとかしなくては」と台詞をつくっちゃった広川みたいですな。
上記エピソードを知った時、プロには2種類あるのだなと思ったものでした。それが良いことか悪いことかわからないけど、太一郎、大好きです。

投稿: Nisimura | 2005/07/19 12:32

Mr.Booシリーズ……。どんな豆知識よ。

いや、あれですよ、私もこれが母の文だから直しちゃってるのでしてよ。他の人のだったら直せませんわなぁ。…しかし、それってストレスだろうな。だって、センスが合わない文であっても直しちゃいけないんだよ? 辛そうじゃない?

ところでmy母ですが。先ほど私が帰宅するなり「やっぱ、もうちょっと設定変えなってば。なんかもっとこうコッテコテなストーリーにでっち上げた方が」などと言ったもんだから、「もぅぃぃ…もぅ出さなぃ……」と、すっかりしょげてしまいました。

「5分の4まで必死で入力してきた俺の立場はよっ」「ここまで来たらなにがなんでも応募してもらいますから」とすごんでみせたところです。

あー、世話が焼ける。

投稿: Reine | 2005/07/19 22:37

http://www.1101.com/education_yonehara/index.html

ほぼ日刊イトイ新聞で米原万里と糸井重里の対談があるんだけど、「ソ連の作文教育」「書く訓練」ぐらいを読んでみて。

ちなみに、あなたの母さんはコンクールに応募するという行為で満足なのでは?入賞まで狙ってんのか?

ちなみに、エッセーといえば向田邦子が上手いと思う。

投稿: abetchy | 2005/07/19 23:07

母は、その旅行記(の断片的なもの)はすでに同人誌に書いてあるのですと。でも、全部を寄せ集めてきてまとめたのが初めてだから応募したいんだって。

「入賞まで狙」えと尻を叩いているわけです、おいらが。

そして、読んできたよ>イトイ  面白かった。ありがとう。私には「自分の好きな食いものを人に勧める文章を書け」←これがキツかった。

それ、すごく難問。私は、食べ物に限らず音楽でもなんでも男でも、何かを‘好く’という感情が希薄なのですわ。たいていのモノはどうでもいい。というか、‘よくわからない’‘何の思いも湧かない’。

何かを好いて熱心に推すという行為がいちばん苦手かもとさえ思ってる。それはいつごろ気付いたのかなぁ。子供の頃は、「私は何も得意ではないのだ」という気付き方をしてた。それから、「あ、ちがう、そうじゃないや。私、なにも好きじゃないんだ」って気付いた。

私の表向きの性格とやらを見て、「reineちゃん営業(職)向きよー」などと多く言われたもんだけど、「いんやぁー? 営業ほど私に合わない仕事は無いぞ?」と思ってる。だって、自分のとこの品を他人に対して褒めてみせなきゃいかんのでしょ? できないよそんなこと。熱意(思い入れ)が無いんだから。

その伝で行くと、私は弁護士にもなれないと思ってるわ。だって、自分の依頼人の正当性を強く訴えなきゃいけないんでしょ? 私、そういうの無理。なんかを主張して説得にかかるなんて、できないよ。検察側になんか指摘されたらサッサと退いちゃうと思う、「あー、そー言われるとそーっすねー、この人、殺ってるんでしょーねー」って。

まぁ、なんだその。話が大きく逸れてしまったんだが、「好きな食べ物を勧める」のは難問だねぇ。と唸ったのでした。

投稿: Reine | 2005/07/19 23:34

忙しくて放置していた母の文章、あと小一時間で打ち終わるだろう。

私も3月の旅行でバルセロナのことを書いた時に、ドラえもんのカタランバージョンをやってたと記したが、いま入力している母の作文でもちょうどおんなじホテルに10年前に泊まった時のことを書いてあって。あの時も、そう、ドラえもんのカタランバージョンを見て両親は「ほほう」と言っていたのだ、そういえば。

いま、そのクダリを入力している。曰く:
たまたまテレビをつけると、オバQが放映されていた。


私はこの記述を変えるべきだよな? 「ドラえもん」に直しちゃっていいよな?

投稿: Reine | 2005/07/30 21:22

外出先から戻って、また出かけなきゃいけませんよという慌しい合間ですが、頼まれたので母の文章(原稿用紙5枚分)を打って印刷した。入力中に気づいたことを数点、こことここの漢字を直せとか、ここに持ってくる単語のもっと別なのを探せとかいう箇所にマークして渡した。

それで自分で推敲してもうちょっと文章を整えるべく更に赤を入れ終えたら、また私んとこに持って来てよ、また打ってあげるからって思ってた。

今、なんだかんだとプクのことなどで雑談してたら母がなんか原稿用紙に書いてるのが目に入った。「ちょ…ちょっ……何やってんだよ」と咎める私。言葉遣い悪すぎ、語気冷たすぎ。

「え…書き直して……る……んだけど」と母が言う。一から書き直してるわけ。手書きで。一行目から書き直して既に3ページ目くらいにさしかかってるの。父と私で声を合わせて、「だ・か・ら! 赤を入れるだけでいいんだよってこないだも言っただろう」。

母、わけのわからないことを言い出す。「これが無いんじゃないかなと思って」。‘これ’ってのは修正液(ホワイト)のことですがね。

父と私はキョトンとし脱力し、「パソコンで直すんだってば」「パソコンで直すのはすぐなんだよ」「赤のとこだけ書き換えるのなんてすぐなんだよ」「全部書き換えるんじゃないよってこないだも言ったでしょうが」と畳み掛ける。

「そんな風に手書きで書き直すんだったら、最初っから私が入力する必要は無かったわけじゃん、あの時間を返してくれっつう話だよ」「何のために私が入力したんだって」と言いつつ、ついつい、本当にウッカリとしてたんだが、あまりにも呆れてしまったために口をついて出てしまった、「ほんとに……バカな女だな」。

言い訳すると、‘バカな女’という表現には愛情も込めてなかったわけでもないつもりなんだけども、どうしよう、なんか、すんごいイジけちゃってるんですけど。

ごめん、お母さん、言いすぎたよ。でも本当にガックリ来たんだ、ホワイト見せられた日にゃぁ。

投稿: Reine | 2005/08/28 16:40

母はabetchyが考えてたように、作文コンクールに応募するだけでけっこう満足しちゃってたみたいです。が、「3次審査が通ったって連絡が来た」などと私に報告してくる時はやはり嬉しそうである。

「あれで3次通るってどんなコンクールなんだよ」って、言っちゃいそうだった。あ、いや、言っちゃったかもしれない。いや、言ってないよな?

っつうか、私はそのコンクールの1次を通らなかった方の応募作品を読みてぇぞ、むしろ。

投稿: Reine | 2005/09/22 11:36

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